WORKS
制作事例
いちごの里めぶきファーム 様
ホームページ / 企業の担当者へ向けて
2019.8.10
企業の人材担当者さまへ
障がい者の雇用問題
いちごの里めぶきファームさまの、新サイトコンセプトから制作までを担当させていただきました。
めぶきファーム様のメインサイトは我々で作らせていただいており、一定の反響はあったものの、
企業の雇用担当者が欲しい情報と、そこで働こうとする雇用障がい者さまたちが欲しい情報が、全く違うんだという問題の相談からお話ははじまりました。
それですでにあるHPはもともと、そこで働く障がい者さま向けに作ったものでしたので、では今回まったく新しく「企業の人材担当者向けへ」ということでサイトを作らせていただこうということになりました。
なぜ農業か。
実際に詳しく内情を伺うに連れ、働こうとする障がい者さまと、雇用しようとする企業さま側で情報にズレがあることがわかってきました。
そこでまずは、コンセプトをしっかりと定め、「農業」×「就労」というベクトルで切り取ることにしました。
これは、めぶきファーム様の障がい者さまへのスタンスが「自然の中で生き生きと働いていただく」ことであり、農業という何かを長い目で育てていくことが、ゆくゆくは自分のためにもなる、という目線も含みました。
コンセプトが決まってからは国の法律や、農福連携の話題もあり、担当者にとっても分かりやすくなるように情報を整理していきました。とくに今回はただ文章を並列に並べると、パッと見で難しく見られやすく、長文が続くとどうしても情報として入ってきにくいことが予想されましたので、打ち合わせで出た内容をコンパクトにまとめ、アイコンや数値などをメインに、伝わりやすくデザインしていきました。
どう見せるか、どう見られたいか
情報を制限し、アイコンを使ったことでデザインベースでは大変見やすいサイトになりました。しかし、最終着地は「お問い合わせまであること」でしたので、お問い合わせへの導線もしっかり考えました。
最初からページの導線を考えていたことで、サイト全体がすっきりとしました。
公開したあとも、きていただいた方はほぼ想定したようにページを動いていただけています。TOPページでコンセプトを伝えることで、「必要のない」方へもわかり易くなったかなと思います。
今回は、ご相談があってから約4ヶ月ほどで公開になりました。しっかりとコンセプトや内情を伺い、正直に問題点や校正の感覚の違いなどをおっしゃっていただけましたので、僕にはわからない、業界ならではの部分を取り入れたサイトにすることができました。